*40代 50代で無職。どうすれば避けられる?
40代 50代で無職になる背景
年功序列が崩壊し、終身雇用も崩壊してきており40代、50代で会社員を辞めてしまって無職になってしまうことも十分にあり得る時代になりました。具体的にはこういう理由で会社を辞めてしまうケースが多いと思います。
*会社からリストラされる
*会社が倒産してしまった
*身体を壊してしまった
*家庭の事情で辞めざるを得なかった
*職場環境が合わなかった
理由がどういう理由であれ40代、50代で無職になってしまったところから企業に正社員で再就職をすることは私自身体験もしているので不可能ではないけれど非常に困難を極めることを覚悟しておいた方がよいと思います。
今の時代、大企業の正社員であったとしても同様に無職になる可能性があるのです。どこの企業でも人手不足ですが、たとえ非正規社員であっても40代以上となると仕事を得ることが難しくなります。
場合によっては生活保護の申請を行う必要も出てくるかと思います。
40代 50代で無職になって絶望しないためにどう動いておけばよいのでしょうか?
40代 50代で無職にならないための4つの指針
40代 50代で無職にならないためにはどういうことに気を付けて行動したらよいのでしょうか?
時代が大きく変わり「会社」の機能も不安定になる中で「生き残るための指針」となることを4つに分けて説明します。
①多くの転職エージェント・情報サイトに登録し情報収集
②収入の入り口が複数になるように行動する
③企業に依存せずに生きている人を参考にする
④他にどういう選択肢があるか?幅広く情報を集める
多くの転職エージェント・情報サイトに登録し情報収集
基本中の基本となります。転職活動の際にたくさんの情報を自分で集めることは最重要です。まずはたくさん情報収集することで現状の厳しさや自分の強みも改めて見えてきます。
40代、50代の求人数は全体的に少なくなります。少ない求人に多くの求職者が殺到するため競争率が高くなり、ひとつのポジションを勝ち取るのが難しくなります。
まずは40代、50代の求人情報ができるだけたくさん自分のところに流れてくるように環境を設定し好条件案件が見つかればすぐに行動に移せるよう準備をすることが重要です。
転職サイトやエージェントごとに履歴書を登録し担当者と面談することはとても面倒で時間と手間がかかる作業です。しかし、ここでしっかり設定しておくことで入ってくる求人数が圧倒的に変わってきます。
「勝てる案件情報」を得るためにもここはしっかりと設定しておくことをおすすめします。
また、たくさん応募してもお断りの返事ばかりで精神的に滅入ることもあるかもしれませんが40代以上で転職活動する際は粘り強くあきらめないことが大事です。
先の見えない長期戦となるので将来の不安・経済的な不安も出てくるのでできるだけ就業しているうちに動いておいた方がベターです。
追い詰められた勢いで底力が出てくる方もいらっしゃますが総じて心の余裕が無くなるといろんな判断ミスも発生します。将来がかかっているということもあるので早いタイミングで情報収集・エージェントへ相談された方がよいと思います。
また、これからは「会社の正社員」以外の働き方をする人も多くなる可能性が高いので同時に他の可能性を探りつつ活動することをおすすめします。
収入の入り口が複数になるように行動する
正社員として働いている方も副業をする人が増えてきていますが、今後収入の入り口を複数持ち自力でリスクを回避することがスタンダードになってきます。会社はもう私たちを守ってくれる存在ではなくなりました。
今の時代はネットを使うことで自宅でオンラインスクールで学んだりネットで副業もできる時代です。クラウドワークスやランサーズ、Bizseekといったネットで副業できるサイトも充実してきており実際にそういうサイトで稼いでいる人が出てきています。
まったくITスキルが無いような方でも「録音された内容の文字おこし」等の仕事もある一方で専門的な知識が必要となるようなWEBライティング、プログラミングの仕事もあるので一度「自分ならどういう仕事ならできるのか?」という視点で仕事内容を見てみるとよいと思います。
探してみればYOUTUBEでも有料級の情報がいっぱい転がっています。「自分にはスキルがない」という前に情報収集してみてまずは行動を起こしてみることをおすすめします。
企業に依存せずに生きている人を参考にする
今まで経験したことをベースに独立する人が増えていくと思われます。現在すでにマルチな働き方をする人が増えています。ひとりで複数の仕事をすることができれば仕事の幅が広がり、仕事が無くなるリスクを減らせます。
今までの経験(キャリア・資格)× 新しいスキル
自分が持っているキャリアや資格に新しいスキルを掛け合わすことで他の人には出せない「あなたにしかできない仕事」ができてくる可能性が高くなります。
すでにマルチキャリアで生きている人の実例を多く見て参考にし、可能なことから自分の実生活に取り入れていくことをおすすめします。
具体的には下記のようなスタイルで複数の仕事を持つ方が増えています。
【例】今までの経験(キャリア・資格)× WEBデザイナー
【例】今までの経験(キャリア・資格)× WEBライター
【例】今までの経験(キャリア・資格)× 英語をはじめとした語学
自分の市場価値を高めるためにもマルチプレイヤーを目指すことをおすすめします。
これから圧倒的にITが伸びる時代になります。ITが伸びる=時代の流れを味方につけるということです。WEBデザイナー等はオンラインのスクールで3か月~6か月で仕事をもらえるレベルのスキルを得ることができます。
しかし40代 50代はこれらの技術を得ても未経験から正社員になることはほぼ不可能です。
しかし、副業という領域から参入は可能です。努力次第・今まで経験したキャリアや資格次第ではさらに未来を大きく変えることが可能になるのでおすすめします。
とはいえ、こういうIT系のスクールは決してスクール代は安くはありません。しかし未来にある程度安定した収入の入り口のひとつになる可能性が十分ある分野です。分割で支払えば月々6000円~7000円で済む場合もあります。伸びる分野でキャリアを積めばさらなる大きな仕事に繋がるのは確実です。まずは自己投資されることをおすすめします。
働きながら副業で月収10万円アップできると精神的にも余裕ができます
他にどういう選択肢があるか?幅広く情報を集める
転職というと今まで経験した業界・業種で転職する・・・と考えがちですが、時代も大きく変化しており選択肢も広がりつつあります。
40代 50代で見かける職種として下記のような職種があります。時代の変化とともに1社で一生過ごすという昔からあるカルチャーは消えていくと思われます。
【男性・女性】コールセンター・介護職・葬祭関連・フランチャイズオーナーで独立・リゾート地での住込み
【男性】マネジメント業務 工場勤務 タクシー運転手
【女性】保険の外交 派遣社員 契約社員 パート アルバイト
40代 50代では介護職での求人も多くあります。女性が多いイメージがありますが男性が管理職として就業することも可能です。
いずれにしても自分の老後の年金は自分で稼ぐ必要があります。一生現役でいるためにも常に新しい情報を集め将来の仕事の可能性を高めていくことが重要です。