*40代 50代 転職「地方で勤務できる仕事に転職したい!」iターン uターン 参考情報
最近、都心から地方移住を希望する人が増えてきました。今回は「住みたい田舎ベストランキング」四国エリアで一位の愛媛県松山市を例にして地方移住の際の情報収集について書いています。
今、注目される地方移住
IMF 世界経済見通し
2020年6月にIMF(国際通貨基金)が世界経済見通しを発表。「類例のない危機、不確実な回復」と評されています。2020年の日本の実質成長率がマイナス5・8%に落ち込むと予測し、リーマンショック後の2009年のマイナス5・4%を下回るとのこと。
非正規社員を中心に雇止めが広がっていますが、今後各企業で正社員を中心に人員整理が始まってきています。
生活の不安・雇用の不安が高まる中で生活の在り方そのものを見直す動きが出てきています。仕事のためという理由で高い家賃・生活費を払い、毎日満員電車に揺られて会社通勤をしてきたライフスタイルに改めて疑問を持つ人々が増えてきています。
テレワークが進むにつれて都市部でなくても働ける層が増えてきており、今後のリーマンショックを超える景気悪化を見越して地方移住を検討する人々が増えています。
完全に景気が悪化してからでは動きたくても動けなくなってしまう可能性があるため今のうちに動こうとしている層もいると考えられます。
増える地方移住者
特に首都圏・都市部で生活している方の今後の生活の不安が日々大きくなっており具体的にはこういう内容で悩まれている方が多い状況です。
- 先が見えない / 今の状態がいつ収束するのかわからない
- 通勤リスクによる罹患の不安
- 今後の大不況によるリストラ・就業の不安
- 今後の収入・お金の問題
- 収入が減っても賃料・住宅ローンのあるプレッシャー
- 子供の教育について
- 老後の不安
- 大不況時代に入って起きる治安の悪化 etc
不安要素が大変多く、現在のライフスタイルでは希望を見いだせないためできれば地方に移住したいと考えてはいるものの「地方移住に興味はあるが何から調べたらよいかわからない・・・」と思われている方も多いのではないでしょうか。
具体的な例を見ながら地方移住を検討する際の情報収集の仕方をご案内します。
実は人気のある「あの都市」
そこで具体的な【参考情報】を 書いて行きたいと思います。あくまでひとつの【例】として読んでいただければと思います。
首都圏・都市部から地方への移住はここ数年の間に増加傾向にあり、その移住先として人気のある【四国】を例に挙げてみます。
四国は高知県・徳島県・愛媛県・香川県 4県から構成され連絡橋が掛けられており、本州からでも簡単に行くことができます。
今回は四国の中でも唯一の人口50万都市で経済の中心地である愛媛県県庁所在地「松山市」についてご紹介いたします。住みたい田舎ランキングにも上位を占めていて大変興味深いです。
株式会社宝島社が発行する『田舎暮らしの本2月号』(平成30年1月4日発売)
第6回「住みたい田舎ベストランキング」で松山市は四国エリア第1位
こういう「住みたい田舎ランキング」を参考にするのもよいです。
地方移住してみたいけど何から調べたらいいの?
地方移住を考え始めたら、その土地について詳しく調べていきましょう。まずは生活のベースとなる「仕事」「住まい」「町の特徴」を重点的に調べていきます。
すべて100%自分の要望に合致する土地はまずありません。自分が地方移住することで「何を得たいのか?」「何を優先したいのか?」を事前に明確にしておくことをおすすめします。
都市部からの地方移住を積極的に行っている地方都市では「仕事」「住まい」「町の特徴」「移住者支援」についてまとめサイトで公開しているところもあります。市役所等のホームページに「移住者相談」の項目を設置しているところもあるため役所関連を中心にまずは調べていくとよいでしょう。
他の地方都市を検討されている場合でも下記の項目を中心に調べていくとざっくりと移住後の生活をイメージすることができます。
- 町の特徴
- 移住者の支援について
- 住まいについて
- 仕事について
町の特徴を知る
移住先として人気の四国・松山市を例に挙げてみます。googleで「松山市 移住」というキーワードで調べていくのもよいです。
例えば松山市を調べていくと、若い方から年配の方まで人気の移住先であることがわかります。
松山市のランキング【第6回「住みたい田舎ベストランキング」】
●四国エリア 第1位
*四国エリア若者 第1位
*四国エリア子育て 第1位
*四国エリアシニア 第1位
■大きなまち 総合第5位/106自治体
※大きなまちは人口10万人以上の自治体
その他データも幅広く見ていきます。生活にまつわるデータ・ランキングをできるだけたくさん集めると具体的なライフスタイルが見えてきます。
例えば松山市に関して下記のような興味深いデータも見つけることができます。
*民営賃貸住宅の家賃の安さ 全国2位
東京都区部で比較すると半額以下です。
出典/平成30年「小売物価統計調査(動向編)」総務省統計局
*通勤にかかる時間の短さ 全国3位
自転車で通う人も多いのが特徴です。
出典/「平成28年社会生活基本調査」総務省統計局
6歳未満の子どもがいる世帯の夫の通勤時間の平均値
*仕事の平均時間の短さ 全国7位
街がコンパクトで、効率よく動けるから労働時間も短くなります。
出典/「平成28年社会生活基本調査」総務省統計局
6歳未満の子どもがいる世帯の夫の仕事時間の平均値
*余暇時間の長さ 全国2位
通勤と仕事時間が短いから自由な時間が長くなります。
出典/「平成28年社会生活基本調査」総務省統計局
男女10歳以上の3次活動時間の平均値
*病院又は診療所までの距離の近さ 全国1位
街の中心部に愛媛県の拠点医療機関があります
出典/「地域の生活コスト『見える化』システム』(経済産業省)」
【参照】移住した人々によるWEBマガジン「いい、暮らし。まつやま」
具体的な情報を見ながら検討するとよりリアルに移住後の生活を想像できます。
通勤にかかる時間の短さが全国3位で自転車を使う方も多く、満員電車での通勤リスクも避けることができそうです。また、病院までの距離の近さも安心感につながります。特に中高年にとっては病院状況のチェックも必要となります。
移住者の支援について
移住を検討している役所で移住相談ができることが多く、googleで調べる際には「●●市 移住相談」で検索するとよいでしょう。そこで具体的に移住者に対してどうい支援を行っているか?調べることができます。
愛媛県松山市でも「移住コンシェルジュ」を置いて移住相談を行っています。
すでに別の土地から移住者を多く受け入れており、積極的に移住者受入れをアピールしていることもあり相談しやすい環境です。
都市によっては都市部に移住相談窓口を設置しているところもあります。まずは積極的に生活情報を集めましょう。
住まいについて
一番気になる住まいに関してですが地方の家賃は都心部と比べてかなり安く毎月の出費が減ります。特に松山市では全国2位の安さとなっており東京の半値以下となっています。
*民営賃貸住宅の家賃の安さ 全国2位
東京都区部で比較すると半額以下です。
出典/平成30年「小売物価統計調査(動向編)」総務省統計局
ちなみに全国賃貸情報 アパマンショップで該当都市の家賃を調べてみます。具体的にどのくらいの家賃でどういう場所に住めるのか?できるだけ早いタイミングでチェックしておくことをおすすめします。
また、最近では遠方の方に対して間取りの写真だけで賃貸契約が可能となるシステムも進んでいるので利用しましょう。
例の場合は、下記のような物件を見つけることができます。
*中心地 駅から徒歩10分 ファミリー向け 51平米 4万/月
*中心地 駅から徒歩5分 ファミリー向け 58平米 4.9万/月
*中心地 駅から徒歩12分 ファミリー向け 83平米 5.5万/月他
地方のように毎月必要となる家賃が安いと心の負担も軽くなり、将来に備えることもできて生活での安心感が増します。但し、地方で就職した場合全体的な収入は減る傾向にあります。
仕事について
移住する上で一番気になるのが「仕事」。ミドルエイジともなると家族を持っているケースも多く慎重になると思いますがまずは具体的にどういう仕事があるのか?情報収集をしていくことをおすすめします。
あと、地域密着型の転職エージェントを利用するのもよいかと思います。こういう転職エージェントは同様に都市部から地方都市に移住を希望している転職希望者の対応に慣れていることもあり見知らぬ土地への不安な気持ちを理解してもらいやすいです。
地方に特化した地域密着型のエージェントがあります。
最近では地方で働きたい若い層も増えていることもあり地元・地域密着の求人情報が集められているサイトもあります。農業・漁業では40代以降でも仕事があるケースが多く職種も幅広く見ていかれることをおすすめします。
人材業界最大手リクルート社による地域密着型転職情報サイトです。興味ある企業にあなたの”ひとがら”をアピールできるシステムがあり、従来の転職サイトでは見つからなかった地方ならではの仕事も見つかります。全国での求人情報が充実しておりIターン・Uターンでの就業情報も多数。40代、50代での求人の他60代以降の就業を応援もしており今後シニア層の求人も増えていくと思われる。。
>>はたらいくのHPはこちら
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都心部でもおなじみの大手転職エージェントには地方に支店を持っており地方での求人案件も比較的多くかかえています。
※電話相談可能 最大手で求人数、転職支援実績No.1です。人材業界大手では地方支店があり都市部での案件数には劣るものの、地方でもネームバリューもあるため多くの求人数を見つけることができます。また本社が東京にあるため都市部と地方の違いを把握しているケースが多く情報収集のひとつとしてチェックする価値があります。
>>リクルートエージェントのHPはこちら
副業について
現代ではネットで仕事ができる環境も整っており地方に移住しても自宅でPCを使って副業が可能です。地方は都市部と比べて年収は下がる傾向が強いですが、残業が少なく自分の時間を確保できる可能性が高くなります。
自分の時間を使って新しい副業の道を開拓していくことも可能となります。
今すぐネットを使った副業ができなくてもPCのみで自宅で学べるオンラインスクールを利用することでスキルを身に付けネットを介してキャリアアップ・年収アップも見込めます。
スキルを身に付ける必要はありますが、プログラミング・WEBデザイナー等の仕事の需要はこれからもどんどん伸びていく傾向にありスキルを身に付けることをおすすめします。
◆TechAcademy [テックアカデミー] 最短4週間で学習可能。プログラミングのオンラインスクール
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