*40代 50代 万一のリストラ!人生を立て直す8つのステップ
景気も悪化してきて人員整理を進める企業も増えてきました。万一リストラになった時を事前に想定しておくことで人生の落ち込みを最小限に食い止めることができます。
退職前にやるべきこと
【ステップ1】クレジットカードを作っておく
会社員でなくなるとクレジットカードを作ることが困難になります。最近では審査に通り辛い方でも作れるクレジットカード等が出てきていますが、念のため在職中に複数枚作っておくとよいでしょう。
クレジットカードによってはポイントを貯められてお金と同じように使えたり、保険が付いてくるもの、キャッシング機能のあるものもあり万一の時に使えます。
年会費のかからないものを選んでおくと今後の負担も軽く済みます。
【ステップ2】複数の転職エージェントに登録しておく
リストラ後の転職活動はかなり困難なものになる覚悟が必要です。40代 50代は求人数もかなり減る上に競争率が激増します。
自力で転職活動するよりも求人情報が潤沢にある転職エージェントを複数登録することでよい条件の求人情報が入ってきやすい状況を作ることが重要です。
また最初に各転職エージェントに自分の履歴書等を登録する必要がありますが、この履歴書作成や複数のエージェントへの登録作業が時間のかかる作業となります。
どのエージェントでもそうですが、まずWEBで簡単な「仮登録」をした後、正式な履歴書や職務経歴書等を提出し、それをベースにエージェント担当者と1対1で自分をより詳しく知ってもらうためのインタビューを受けることになります。(※電話・WEB面談可能な場合あり)その後「本登録」となりようやく本格的な求人探しとなります。
この時間がかかる部分をできるだけ早めにやっておいた方がのちのち動きやすくなるので覚えておいてください。
そうやって情報の入り口は多めに作っておいてプロの転職アドバイザーの助けを借りることをおすすめします。
専門家の力を借りることで精神的な負担を軽くすることは長丁場が予想される転職活動をする上で重要となるポイントです。またいろんな分野の専門家の意見は転職活動の際に参考になります。
【ステップ3】生活レベルを見直して節約をする
転職活動を始めたとしてもいつ仕事が決まるか見えません。ゴールの無いマラソンを走るようなものです。少しでも毎月の支出を抑えてできるだけ長く生活を保持できるスタイルに変えていく必要があります。
将来の不安を減らすためにも毎月出ていく固定費(住居費・光熱費・保険料等)を早めに見直すことをおすすめします。
特に一番支出のメインを占める住居費は負担は大きいもの。この部分を減らすことができればかなり心理的に楽になれます。
都心に賃貸でお住まいの方であれば住まいをちょっと郊外に移動するだけでも年単位で考えるとかなり負担が軽くなります。
全国賃貸情報 アパマンショップ:郊外・地方の賃貸と比較してみましょう
【ステップ4】退職金の運用先を探しておく
もらえる退職金に余裕があるならば一部を運用することで少しでも資金を増やすことができます。ただ投資については慎重に行動しないと元本割れの恐れがあったり、耳障りのよい情報で騙されたりする可能性があるため、運用先は慎重に選ぶ必要があります。
投資先に投資しておくだけで資金が増えるシステムは慎重に運用できればとても有益な方法ですので早めに勉強をしておくことをおすすめします。
【ステップ5】オンラインスクールでスキルを身に付けておく
今後インターネットを通じて仕事を受ける「クラウドソーシング」がさらに増えることが予想されます。自宅ででもネットを通じて働けるように早めにスキルを身に付けておき、マーケットを知っておいた方が俄然有利です。
今後さらにIT業界が伸びることを考えるとIT業界で活かせるスキルを身に付ける方がベターでプログラミングやWEBライティング、WEBデザインのスキルはこれからも活かせる場は増えて行くのは確実です。
これらのスキルはオンラインスクールで学べば3か月~6か月でビジネスレベルのスキルを身に付けることができるので早いタイミングでスタートを切っておくことをおすすめします。
退職後にやるべきこと
【ステップ6】失業保険を受ける
失業してしまったら失業給付金を受けることができます。流れとしては下記の通りとなります。
- 住居を管轄するハローワークへ出向いて受給資格の決定
- 雇用保険受給者初回説明会参加
- 失業の認定
- 受給
詳しくはハローワークインターネットサービスの「雇用保険の具体的な手続き」を参照してください。
【ステップ7】転職活動を進める
早めに登録完了した転職エージェントから自分が希望する条件に近い求人情報がメールや電話で複数案件入ってくるようになるのでマメにチェックして好条件案件があれば早めにエントリーをした方がベターです。
好条件案件はいろいろ迷っているうちに他の人で決まってしまうことが多いため、気になる案件があれば早めに動くようにしてください。
また転職エージェントから随時求人情報は入ってきますが、自発的に各転職エージェントのHPに掲載されている求人情報もチェックするようにした方がよいです。
さらに自分に入ってくる情報量が増えるため業界や業種の傾向がより見えやすくなったり違う角度からアプローチするアイディアも浮かんできたりします。
いずれにしても転職エージェントに任せきりにしないことが大切です。
【ステップ8】ネットで仕事ができる環境を整える
近年急増しているのがインターネットで仕事の発注・受注をすることができる「クラウドソーシング」制度。IT業界の急成長とともにWEB上でできる案件が急増しています。
そこで必要になってくるのがネットで仕事を受注できるだけのスキルです。そのためには自主的に勉強しスキルを身に付ける必要があります。
今の時代は選択肢の幅が広がり、ネット環境を整えしっかり学習しスキルを身に付けていけば自宅で仕事を得ることができる便利な時代です。
40代、50代は転職が難しくなっていく年代だからこそネットでも仕事ができるスキルを身に付けた方がよいと思います。ただその場合は自主的に動き、自主的に学習していくことが必須となります。
生き方の選択肢を広げる
時代の変化に伴い価値観の在り方も大きく変わりつつあります。従来の仕事の仕方、生き方を見直してみて全く別の道に進んでいくことも可能です。
幸せの在り方はひとそれぞれ。自分に一番フィットする方を選ぶのが一番後悔が無いかと思います。次に「都会で会社に勤める」以外の選択肢を明記しておきます。
地方に移住する
これからの時代は仕事のみならず生き方の選択肢も広がっていくと思われます。インターネットの発達によりネットで仕事をする人口の増加や人々の価値観が多様化していくため都会で高い家賃を払って住むことに価値を感じない人も増えて行きます。
地方へ行けば収入自体は低くなるものの移住者のための手当てが十分あったり、家賃をはじめ生活費が下がるため「自然がたくさんある中でゆっくりと生きていける環境」に魅力を感じる人も増えます。
自分の生きる上で何を重要と考えるか?はひとそれぞれです。こういう選択肢があることも知っておくだけで気持ちは軽くなると思います。
農業・漁業の仕事も検討に入れる
40代、50代といえば会社制度においては「中堅」ではありますが、「農業」「漁業」ではまだ「若い層」とも言えます。
日本全国の「農業」「漁業」関連では40代以降の求人をしているところも多く「会社制度」に拘らなければまだまだ就業の可能性は多くあります。
また地方の求人を中心に扱っている転職エージェントだと園芸等の都心ではあまり見かけない業種も見つけることができるので一度チェックをしてみることをおすすめします。
独立・起業も視野に入れる
40代、50代から独立・起業することは年齢的に遅いと感じる方もいるかもしれません。しかし年金は自分で稼いでいく必要があり実際にシニア起業が増えているのが現状です。
またネットの発達で高校生や大学生でネットを使って起業し数千万の売り上げる若い層も増えてきています。
インターネットを使うことで年齢・性別に関係なく起業が容易になってきています。シニアで起業するよりも40代50代で起業の準備を始めた方がリスクも低いでしょう。
まずは副業としてネットを使って仕事を始めていくことで起業に繋げることも可能です。今は「無理そう」と思う気持ちが強いかもしれませんが、時代は大きく変わってきています。できることから少しづつでも行動に移されることをおすすめします。